京都は紅葉のシーズンを迎えます。京都へのお出かけは、名所が多すぎて、どこへ行こうと迷われませんか? 京都在住、◎十年、近年訪れた中から、おすすめの紅葉スポットをご紹介します。 ぜひ、京都巡りの参考にしてください。
はじめに
京都はこれから紅葉のシーズンを迎えます。どこへ行こうか、と贅沢な悩みを毎年かかえます。京都に住んでいてもそうなのですから、旅行でこられるかたはましてや、ですよね。名所がたくさんありすぎて、すべて周るのはむずかしくても、ここだけは行きたい!ところを決めて旅行プランをたてられると旅行の満足度もあがります。
実際に訪ねてよかった紅葉スポットをご紹介していきます。それぞれはHPへリンクできますので、アクセスなどのご参考にしてくださいね。みなさまの楽しい京都旅の参考になれば嬉しいです。
京都のおすすめ紅葉スポット
京都の紅葉の見頃は、例年11月下旬〜12月上旬です。その年の気候状況によって変わりますので、事前に紅葉情報を確認しておきましょう。
また、シーズン中の人気スポットはどこも人が多く、車も大渋滞です。できれば早朝からのスタートがおすすめです。またシーズン中では12月にはいると若干観光客の数が落ち着くように思います。旅行日程の参考にしてください。
嵐山 常寂光寺
小倉百人一首で有名な小倉山の中腹に位置し、境内からは嵯峨野の美しい風景を一望することができ、特に紅葉の季節には絶景となります。
門をくぐり、長い石段を登ると、伏見城の客殿を移築した本堂、そして多宝塔が色づいた紅葉に包まれています。
嵐山祐斎亭(ゆうさいてい)
離宮の跡地「亀山殿跡」に位置し、もともとは「千鳥」という料理旅館でした。現在は染色作家の奥田祐斎氏が所有されていて、2020年から一般公開が始まりました。
四季折々の美しい景色を楽しめる庭園があり、SNSで話題のシンメトリーな丸窓の景色は必見です。完全予約制で、公式サイトからの予約が必要です。
清水寺
京都市内を一望する 東山の音羽山中に位置する清水寺。多くの方がまず最初に訪れる京都かもしれません。参道はつねに混雑ですが、清水寺〜二寧坂、三年坂〜八坂神社〜知恩院〜高台寺へ続く道は京都風情を堪能できます。早朝がおすすめです。
南禅寺
臨済宗南禅寺派の大本山で、紅葉はもちろん、境内に立ち並ぶ重厚なお堂の軒や庭園など見どころがたっぷりです。ドラマでおなじみのあの風景もお楽しみいただけます。
アクセスは地下鉄「蹴上」駅からねじりまんぼう(蹴上トンネル)を通るのがおすすめルートです。
真如堂(真正極楽寺)
比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺で、寺名は正真正銘の極楽の寺という意味で、真如堂はもともと本堂の呼び名だとされています。
市中から離れた岡崎エリアの北に位置し、アクセスが不便の分、ゆったりと楽しむことができます。
金戒光明寺(浄土宗 大本山)
法然上人を開祖とする浄土宗最初のお寺。裏のお山をつうじて真如堂まで徒歩でいけるルートが、おすすめです。広い境内と庭園で、ゆっくりと紅葉を楽しむことができます。
東寺 (世界遺産 真言宗総本山 教王護国寺)
京都駅から徒歩10分、新幹線から五重塔が見えると、京都に帰ってきたなあと思ったものでした。その五重塔は高さ54.8m、日本一の木造建築として知られています。現在の塔は江戸時代に徳川家光によって寄進されたもの。
四季折々の美しい景観が楽しめる広大な庭園があり、特に桜や紅葉の季節にはライトアップが行われ、多くの観光客を魅了しています。
また、弘法大師の命日の21日には毎月境内で弘法市がたち、たくさんの買い物客で賑わいます。特に、12月21日の「終い弘法」は京都の年末の風物詩です。
泉涌寺
真言宗泉涌寺派の総本山。皇室との関連が深く、天皇家からも篤く信仰されたとされ『御寺(みてら)』とも呼ばれます。
御座所は両陛下はじめ、皇族方の御陵御参詣の際の御休所として現在も使われています。御座所の東南から御殿の南側にかけての御庭は、四季折々に比類なき場所での景色を楽しませてくれます。
また、泉涌寺限定販売される 笹屋伊織の和菓子「み月」は稀有なお土産になりそうです。
また泉涌寺の周辺にはいくつもの寺院があり、そのひとつ、西国十五番霊場今熊野観音寺は泉涌寺から徒歩5分、その道すがらも境内も見事な紅葉です。そして、こちらは【ぼけ封じの観音様】なので、参拝しておきたいですね。
北野天満宮
北野天満宮は菅原道真公を祀り、北野天満宮。全国で約1万をを超える天満宮・天神社の総本社です。「天神さん」として広く親しまれており、入試合格、学問成就、厄除け祈願の社として深く信仰を集めています。
菅原公の命日にちなみ毎月25日に縁がひらかれ、多くの露天が並びます。また、史跡御土居には約350本の鮮やかな紅葉が目を楽しませてくれます。
宇治 平等院
大河ドラマ「光る君へ」や2024 JR東海の「そうだ、京都いこう」キャンペーンとなっており、この秋はいつも以上の人手が予想されます。
平安時代から京都人の別荘地?だっと宇治、「源氏物語」にも描かれていますが、現在は京都駅からJRで約20分と近くなりました。
平等院から宇治川沿いを散策し、興正寺や宇治神社など一日しっかり楽しめるエリアです。写真は晩秋の夕方に撮影したものですが極楽浄土は、もしかしたらこんな感じかなと思いました。
京都のおすすめ黄葉(こうよう)スポット
「こうよう」は赤だけではありません〜イチョウに代表される黄葉は金色に輝き美しさもひときわです。黄葉のおすすめもご紹介します。
京都府立植物園
日本最古の植物園で、秋の黄葉はもちろん、四季折々の様々な植物をゆったり楽しめます。
西本願寺
浄土真宗西本願寺派の御本山 歴史ある境内の大銀杏必見の価値ありです。
佛光寺
真宗佛光寺派の本山、佛光寺の大銀杏の葉が落ちると金色の絨毯になりまぶしいほどです。市中にあるので、さくっといけます。
さいごに
最後までお読みくださり、ありがとうございました。京都にはまだまだご紹介しきれないおすすめスポットがたくさんありますが、この記事がこの秋の京都散策のお役にたてたら嬉しいです。
また、それぞれの地域を詳しくご紹介する機会があればと思っています。とても暑かった今年の夏ですが、ちゃんと季節が巡ってくれることをあらためて嬉しく思います。みなさんとご家族がつつがなく、健やかに過ごされますように願ってます。
旅のプランニングに少しでもお役立ちになれば、嬉しいです。ご感想、ご意見のレビューいただけると今後の励みになります。ありがとうございました。
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